土木工事は人々の生活を守るために様々な所で社会を支えており、その土木工事は測量から始まります。
また測量は「土木の基礎」と呼ばれるほど重要な作業であり、どのような工程があるかご存じでしょうか?
今回の記事では、オートレベルを使用した「測量の手順」に関してご説明させていただきます。
測量の手順
①オートレベルの設置
なるべく平面で、地盤の固まっている場所を選んで設置します。
まずアルミ三脚を据え付け、その上にオートレベルを取り付けて整準するのです。
野帳の罫線を6個に区切るため、1ページに4本縦にラインを引きます。
左から測点・BS(バックサイト)・FS(フォアサイト)・IH(機械高)・GH(地盤高)・FH(計画高)と記入するのです。
次に測点の欄の下にBMと記入し、図面上にあるBMの標高をBMとGHが交わる欄に記入します。 ③BMにスタッフを立てて数字を読む
スタッフメモリの数字を読んだら、BMとBSが交わる欄に記入します。 ④IHの計算
測量はIHを基準するので、レベルを覗いている高さを知っておく必要があります。
出し方はIH=BM+BSで求められますが、この数字を一段ずらしてIH欄に記入していきます。
一段ずらすのは、後で計算する時に間違わないためです。 ⑤測りたい場所にスタッフを立てて数字を読んでいく
計測地点を測点の欄に(No.1・No.2など)記入し、読んだ数字をそれぞれのFS欄に記入していきます。 ⑥GHの計算
計測地点の標高を計算して求めます。
計算式はGH=IH-FSで求められますので、それぞれのGH欄に記入しましょう。
まとめ
測量では①~⑥に記載した手順を踏んで計測することで、はじめて正確に区画分けや水平を出せます。
慣れるまでは計測に時間がかかったり間違えやすいポイントもあるので、慎重に確認しながら計算することが重要です。
柏市の岡野組では従業員を募集しており、業界未経験の方も大歓迎です。
水道工事・土木工事に興味のある方は、ぜひ気軽にお問い合わせください。